【福島県南会津】絶景ポイント!塔のへつりの奇岩渓谷を徹底ガイド

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塔のへつりとは?

「へつり」とは、主に福島県会津地方で使われる方言で、「断崖」や「絶壁」を意味します。

この言葉は地元の人々にとって馴染み深いもので、特に自然が作り出した断崖絶壁の地形を指す際に用いられます。

福島県会津地方の南会津に位置する「塔のへつり」は大川沿いに形成された渓谷であり、自然の力によって作り上げられた景勝地です。この地形が塔のように立ち並ぶ断崖絶壁から成ることから名づけられました。

「塔のへつり」は100万年もの長い年月をかけて大川(阿賀川)の浸食と風化によって形成された奇岩が連なる渓谷であり、その特異な地形が「へつり」として地元の人々に親しまれています。

その特徴的な断崖は、長い年月をかけた浸食と風化により形成されました。

歴史と背景

塔のへつりは、1943年に国の天然記念物に指定されました。

この地形は、第三系凝灰岩、凝灰角礫岩、頁岩などが互い違いに重なり、その軟岩部分が長年の浸食と風化によって形作られたものです。

この地域一帯は大川羽鳥県立自然公園の一部を成しており、新緑や紅葉の季節には特に美しい景観が楽しめます 。

地名の由来

「へつり」とは会津地方の方言で「断崖」を意味し、塔のような形をした断崖が連なる様子から「塔のへつり」と名づけられました。

断崖には吊り橋が架けられており、その橋を渡るとさらに近くで岩肌を観察することができます。

見どころ

塔のへつりには、屏風岩、烏帽子岩、護摩塔岩、九輪塔岩など、多様な形状の奇岩があります。

また、吊り橋を渡ると見える「舞台岩」周辺には、散策路が整備されており、その途中には小さな祠もあります。

特に、初夏の藤の花や秋の紅葉の時期は訪れる人々を魅了します。

訪れる際の注意

ピックアップ
  • 冬季は吊り橋封鎖

冬季には吊り橋が安全のために閉鎖されるため、訪問の際は事前に確認することをおすすめします。

訪れる時期に注意してください。

また地形が険しいため、散策には十分な注意が必要です。

Googleの口コミでは高齢者や子供には危険だったり、訪れたが足場が悪く散策を諦めたってコメントが散見されました。

塔のへつりの奇岩渓谷について

主要な奇岩

塔のへつりには様々な形状の奇岩が存在し、それぞれに名前がつけられています。

奇岩一覧
  • 屏風岩:まるで屏風を広げたような形をした岩
  • 烏帽子岩:烏帽子のような形状をした岩
  • 護摩塔岩:護摩(ごま)の塔のような形状を持つ岩
  • 九輪塔岩:九輪塔を連想させる岩
  • 櫓塔岩:櫓のような形をした岩
  • 獅子塔岩:獅子の形状を持つ岩
  • 鷲塔岩:鷲の姿を彷彿とさせる岩

見どころ

塔のへつりでは、吊り橋を渡ることで奇岩を間近に見ることができます。

吊り橋を渡ると、削られた岩肌がまるで回廊のように続いており、その途中には小さな祠(ほこら)もあります。

アクセスと設備

  • アクセス:会津鉄道の塔のへつり駅から徒歩約10分。国道121号からもアクセスが良好です。
  • 駐車場:有料駐車場が完備されています。
  • その他:冬季には吊り橋が安全のため閉鎖されることがありますので、訪問の際は事前に確認することをおすすめします 。

おすすめの駐車場(個人的に)

駐車場に関して色々調べたところ少し気になる口コミが散見されました。調べてみておすすめのところを載せておきます。

塔のへつり 木かげの駐車場(少し離れているがおすすめ)

塔のへつり 二輪の場合はこっちがおすすめ

まとめ

塔のへつりは自然の力によって生み出された奇岩渓谷であり、その壮大な景観は訪れる人々を圧倒します。

奇岩の形状や配置、自然の美しさを楽しむことができるこの場所は福島県南会津を代表する観光スポットとして、多くの人々に愛されています。

参考文献

  1. 福島県南会津郡下郷町観光協会. “塔のへつり.” おいでよ!南会津。
  2. 旅兵衛ブログ. “「塔のへつり」の見どころ、駐車場、駐車料金、アクセスは?”
  3. 参考文献
  4. 福島県ホームページ

塔のへつりの開運菩薩について

虚空蔵菩薩

福島県会津地方にある塔のへつりには、虚空蔵菩薩が祀られています。虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は、知恵や福徳をもたらす菩薩として信仰されており、そのご利益は成績向上や記憶力増進、商売繁盛、技芸向上など幅広くあります。

歴史と背景

塔のへつりの虚空蔵菩薩は、807年に坂上田村麻呂によって創建されたと伝えられています。

この菩薩は特に丑年・寅年生まれの方の守り本尊として知られていますが、悩みを抱えるすべての人々を救済する力を持つとされています。

祀られている場所

虚空蔵菩薩は、塔のへつりの吊り橋を渡った先にある舞台岩に祀られています。

この場所は美しい自然の造形美を楽しみながら、信仰の対象としても多くの人々が訪れるスポットとなっています 。

訪れる際のポイント

塔のへつりを訪れた際には、ぜひ虚空蔵菩薩にもご挨拶してみてください。

その際には吊り橋を渡る必要があるため、足元に注意して観光を楽しむことをおすすめします。

何度も伝えますが、冬季には吊り橋が閉鎖されるため訪問の際は事前に確認することが重要です。

塔のへつりは、その自然の美しさと歴史的背景から多くの観光客に愛されている場所です。

虚空蔵菩薩への参拝も含め、訪れる価値のあるスポットと言えるでしょう。

エクストラステージ

観光地ではありませんが、個人的にとても気になったのでここに記録しておきます。危険なのでいっちゃダメですよ笑

塔のへつりの廃道



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