愛車との別れが辛い。そんな思いを書きます。
新車登録から7年目を迎えようとしている愛車ハスラー。走行距離はちょうど5万キロを迎えようとしています。
3回目の車検ではタイヤ交換も含めて中々な金額になりそうだった。
大きい車に乗りたいという夢を叶えるためこれを機会に乗り換えようと思いました。
しかしノリで買ってしまった後にはとても強い悲しみが押し寄せてきた。
なんでこんなに別れが辛いんだろう….って気持ちの整理として書いてみようと思います。
50,000キロしか走ってないけどたくさん思い出が詰まっている愛車との思い出を振り返りたい。
初めて新車で購入すると愛着が湧きやすい。
これは私だけなのかもしれないがやはり新車で購入し長い期間を共に歩んできた愛車は愛着が湧きやすいかもしれない。
ハスラーは社会人2年目にしてやっと貯めたお金で購入に踏み切った経緯がある。新社会人〜今までを一緒に歩んできた相棒でもあった。
とここまで書いておいてなんだが、初めて乗ったバイクCB125Tは思いっきり中古だった。お別れは同じようにめちゃくちゃ泣いた。
色々乗り換えてきたけど泣いたのはCB125Tとハスラーだけかもしれないな….
ハスラーの起動画面に表示される顔が可愛すぎる。
ハスラーはエンジンON、OFFでメーターにいろんなイラストが出る。冒険を表すようなイラストだったり、歯車みたいな画面だったり。
その中で1番自分の中でダメージがくるのはやはりハスラーの擬人化….この顔をもう見れないのか….と思うと鼻の奥がツンとなり涙が出てしまう。
しかもお別れの時は【SEE YOU】という文字と共にハスラーの顔もお休みなさいみたいな顔になる….もうほんとに辛い。書いてても思い出して辛い。顔はやめよう。スズキ。顔は….お別れが辛すぎる。
かわいいハスラーともう会えないとより一層感じてしまうのだ….まじで繰り返しになるが本当に泣けるよ。
こだわりカスタムしたハスラーだった。
車高をベッタベタに下げたアルテッツァに乗っていた反動から次に乗る車は絶対にリフトアップしよう。と強く心に決めていた。
その結果4インチリフトアップ(10センチくらい)とタイヤをカスタムして車高をめちゃくちゃ上げた。
車高は170センチを超えてめちゃくちゃ目立つ軽自動車となったのだ。話しかけられる頻度も多く江ノ島に行った時はよくサーファーに声をかけられた。
ジムニーより広くアウトドア感強めにカスタムされたハスラーにみんな興味深々だった。
道路を走れば後を付いてくる車もおり、降りた先で後ろの人からこの車どこで改造しました?!とか色々聞かれたり。
カスタムしてなかったらなかったような接点が生まれて面白かった。若い人だけじゃなくて高齢の人にも話しかけられたり….それも全部良い思い出だ。そしてハスラーのおかげなんだよ。
自分と馴染んでいると感じるほど手放しがたくお別れが辛い。
CB125Tもハスラーも自分にとっては【ちょうど良い】を体現していた。書いてて思った。この要因が1番大きいかもしれない。
大型バイクで乗ったER6nはあまりにも力強くおっかなびっくりだったし、ハスラーの前に乗っていたアルテッツァは自分にとって大きく感じた。セダンという形状に最後まで馴染めず扱いきれなかったと感じた。
アルテッツァだと事故を起こすかも….なんて思い軽自動車に乗り換えたところとても扱いやすく、結果として7年乗ることになった。
自分の手足のようになったハスラーとならどんな道でも割と突っ込んでいけた。なんとかなるだろ!って。
海沿いにある行き止まりの廃トンネルに突っ込んで崖をバックしたり、暗闇の林道を何キロもバックで戻るという荒技は軽自動車じゃなければ絶対に無理だったと思う。
一方で六本木や目黒、世田谷といった激狭道路が多い都会でも大活躍した。あと都会の駐車場は狭い。ハスラーのサイズ感であればなんとか停められたという経験も多い。
ハスラーにはたくさん夢を叶えてもらってたね。
車への苦手意識を無くしてくれた愛車だった!
ハスラーに乗りたい!と思う理由は小さい車を思い通りに操って林道や狭い道を気にすることなく探検したかったからだ。
セダンで車への苦手意識を植え付けられたけどそれを払拭してくれたのはハスラーだった。
荒地や雪道もへっちゃら!
四輪駆動(スタンバイ式だけど)モデルにしてボディリフトしたので、ある程度凸凹の道もそつなくこなし走破できたのも楽しかった。結構積もった雪道も問題なく走ってくれた….
夢も叶ってたくさんの林道をハスラーと走ったし山にもたくさん行ったなあ。
オフロードや砂浜だってグングン走ってくれた
学生の頃から夢だった日本の砂浜を爆走するという夢を叶えた時は本当に震えた。楽しすぎて朝と夜に行った上に何往復もした。
めちゃくちゃ幅狭な道路(1.7メートル)で有名(?)な神奈川県道515号も走破した。
次の車じゃ林道や狭い道路は走れないと思う。(技術的、物理的に)
沢山の人とおでかけしたハスラー
ハスラーが最も多く人を乗せた車だと思う。
気軽に操れる車を手に入れた無敵感もあり毎週深夜いろんな人をいろんな所へ連れて深夜から朝までドライブに行った。
全く目的地がないのにだらだら山を走ったり海に行ったりするのが本当に楽しかった。
車高が高く揺れる(車高を上げまくってるので)ハスラーはいい意味で冒険感が出るので運転していても楽しかった。
アトラクションにみんなを連れ出しているような感覚になった。
いろんな人と積み上げた思い出もハスラーには詰まってるんだ。
もうみんな結婚したり子供ができたり地方へ行ったり….以前のように夜通し遊ぶことはなくった。
次の車は大きく快適だけど….きっと大半の時間空気を運ぶことがメインになりそうだよ。ハスラー。
車中泊ができたハスラー
ハスラーではなんなく車中泊もできた。最初の頃はプライバシーシェードという存在を知らなかったのでパイプをつけて服をかけてたな….
高い金額だけど何回か車中泊すれば元がとれる!と購入したシェードはめちゃくちゃ優秀で毎日職場で寝る事にも使っている。
1人だと快適でちょうどいい車中泊も2人で行うと荷物があんまり置けなくて結構狭い。
そんな悩みがハスラーを手放す一つの原因だった。1人だと本当にちょうど良いんだけどね….
プライバシーシェードは高いけどかなりの回数使用したので十分元は取れたと思うな。
これ買ってくれてから車中泊しても良いかなって思えたよ。
最後に買った場所までドライブした。
ハスラーを購入したのはちょっと家から遠いところ。個人経営のカスタムショップで購入した。
手放す時ということで挨拶に行った。
車検のたびに通ってた道だけどもう通ることはないのか….と思うとこれまた悲しさが込み上げる。….ハスラー本当にありがとう。
この悲しい気持ちが薄れないうちに記録に残したかった。
新しい車を買うのにワクワクよりもお別れが悲しいなんてまじでネガティブ….と我ながら思う。
ハスラーにごめんねっていうんじゃなくてありがとうって言おうよ!
手放してしまう私がいうのもなんだが次のオーナーさんにも本当に大事にしてもらってほしい….
場所やお金があれば手元に残しておくのに….といつも思う。
ついにお別れ、その前日は….
一ヶ月間ジワっと泣けたり鼻がツンとなることは多かったが、ついに大泣きした。
30超えたおじさんがうえええええって泣いた。
最後の夜には上記の顔。
ハスラーもじゃあねって言ってる気がして車の中で泣いた。
家に帰ってからも泣いたし、これを書いてる今も泣いてる。本当に辛い。
普段店員さんにお願い事が出来ない私でも今回ばかりは買取業者さんにずいっと記念撮影までお願いした。
いろんな思い出をたくさんありがとう。って思います。
今後は少しずつ振り返りながらハスラーについての記事も書いていきたいな。
おわり