2022年7月某日。
夏の暑い中多摩動物公園へ向かった。
休日であれば間違いなく断っていたのだが(めちゃくちゃ混むので)平日の多摩動物公園の快適さは異常なので人混み疲れする私でも楽しめるのだ。
サルゾーン
まずはさる山。広大な多摩動物公園。
どこから見ても自由だ。今回はあえて中腹から攻め入ってみる。
さる山のこの部分毎回怖い。サルたちが滑りころげそうで。動物園によっては崖のようになっているところもあるよね….多摩動物公園はかなり緩やかめの傾斜だった。
猿の体重計に鎮座。多分暑いからだろう….
猿山の隣の道はどことなく荒廃していて楽しい。
退廃的なバス。ちなみにこのバス各所に点在していた。残念ながらコロナ対策で乗って遊ぶことはできなかったので外から眺めて写真に収めた。
手すりもぼろぼろだがこの感じタマラねぇ….
動物園や遊園地にある車両ってボロくても味があって素敵。
暑くてつらそうだ。タープやパラソルを用意してあげたい。
昆虫ゾーン
多摩動物公園は関東では最大規模の昆虫放し飼い温室がある。
多摩動物公園に来て昆虫館に行かないのは勿体なさすぎるので絶対行ったほうがいい。
※今回はキッズの遠足集団とタイミングが被ったので見送りました。無念。
昆虫館方面に進むと橋が。脇には車両通行禁止マーク。こういうの子供の頃は気づけなかったけど大人になると視点が変わるから面白いなって思う。この橋が子供の頃からあったかは定かではないが….
この巨大バッタはかなり昔からあったと思う。
実際このサイズの昆虫いたらマジでやばい。リアル地球防衛軍。
人間の手で造形された(作り物の)昆虫像はめちゃくちゃカッコいいんだけどリアル昆虫は本当にダメになってしまった。
私の行きたいところスポットにある北杜市オオムラサキセンターにはこのサイズ感のカブトムシ像がいるらしい(しかも同じようにメタリックver)いつか行ってみたいぜ。
めちゃくちゃ綺麗な蝶。名前見てなかった。
ハキリアリの巣。小学生男子なら一度は憧れるアリの巣自作。私はうまく作れなかったけど….
ここまでの規模になると凄い。
ちなみにゴミ捨て場もあるみたい。
彼女にここに虫がいる!(×3回)言われてやっと気づいた虫。精巧に擬態しすぎて目の前にいるのにマジでどこ?!(×3回)と返答してしまった。
平日かつ夏休み前の動物園は人がいなくて最高。貸切よ。
ゴキブリ映えスポット。
昼食スポット(サバンナキッチン)
こんな施設はじめて見たぞ!おそらく最近できたと思われる。
カレー推しなのでカレーを選ぶ。
ちょっと夏バテ気味だったがカレーなら食える。食欲はなかったが量がそんなに多くなかったので逆に助かった。普通に美味しく食べきりサイズだった。
ガッツリ腹が減ってる人は2個くらい頼んだほうがいいかもしれない。
トイレスポット
めちゃくちゃオシャレな建物を発見!
なんとこれトイレでした。しばらく来ないうちに色々な施設が新しくなっていた。
ちなみにライオンバス乗り場の目の前にあるぞ。
オシャトイレ。シルエットもいい感じ。
リニューアルされたライオンバス乗り場
なんと2016年から5年ほどライオンバスは運行していなかったようだ。
富豪のガレージかと思ったらベビーカー置き場だった。
施設内部は驚くほど美しく趣向に凝ったものでした。
普通に感動しました。
エレベーターを中心にぐるりと螺旋階段となっていた。
子供が自分で歩けるようなら飾られた写真を眺めながら降りると楽しいと思う。
これがライオンバスコース。
ワクワクするぜ。遠目に見えるライオンバス。
ん?!!シマウマカラーじゃねェか?!!動く棺桶シマウマバス!(安全です)….とかは小さいお子さんもいるので発言できなかった。
施設内部はエレベーターが通り入り口のガレージでベビーカーを置いても楽に移動できるよう配慮されていた。
ライオンバス内部。
これだけ見ると建物内部のような構造だ。
記憶している限りはじめてライオンバスに搭乗した。
もしかしたら乳児期に連れてこられたかもしれないが人生初の体験は何事も感動する。
あっ!!ほうき!!!!と感動の無駄打ちを連発するアラサー。
パイプや配管のある普段絶対見られない通路を進むライオンバス。(めちゃくちゃギリギリのクリアランスでひやひや)
基地を離れるライオンバス。
骨つき肉!驚くほどでかい!乗客もまず肉のデカさに歓声を上げていた。
最後尾の席はついてくるライオンも観察できる。
遠目では猫っぽいが前腕は丸太ほどある。ツワモノ感すごい。
ライオンバスは右側だけがよく見えるとかそういう事はなく、運転手の方が両側均等に見えるように全てのコース巡ってくれるので安心してほしい。(ルートを右回り、左回りとナチュラルにやってくれます。)
普段はこの上からライオンを眺める事ができる多摩動物公園。下を走ってるなんて感慨深い。
意外と見つけられないライオンを探して乗客全員キョロキョロする。遠目にいるだけでもワッ!と盛り上がる。
後ろから。ライオンたちは慣れきっているのか寄ってくることもなくお休みしていた。
窓に向かって吠えられるとかとっても間近に来たとか….そういうことは今回なかった。(動物なので)
しかしこの非日常感が堪らなかった。
ぶっちゃけ自分で運転するサファリパークの方が動物達は近くで見られるのだが、私は運転係なので手放しでじっくりキョロキョロできるライオンバスはやはりありがたい。
そして何より搭乗の瞬間などは童心に帰るほどテンションが上がった。来てよかった!!
ライオンバスから発着乗り場、建物内部が見えるのだが係員の人たちが毎回総出で手を振ってくれる。楽しい要素が多かったぞ。
ゾウゾーン
ライオンバス乗り場の前にあるゾウゾーン。
こんな展望台あったっけな?登ってみるしかない!
これがアフリカの景色や~!と大興奮した。
ゾウがずっと宿舎の前をうろうろしていて中に入りたいのかな….と思った。この日は暑かったからね。
木。ここは子供の頃からあったと思う。
でも中はこんなに綺麗じゃなかった!
木目が綺麗で壁には動物の壁画。
いい感じの写真が撮れて楽しめる。個人的には梯子が気になる。登ってみたいぜ。
耳が大っきくなっちゃった(死語)をリアルにできる体験コーナー。
大人がやると少し恥ずかしい。
デジタル観光マップで確認するとインスタ映えスポット的な感じ紹介されていたぞ。
裏観光:多摩動物公園
少し歩くと薄暗く謎なゾーンへ。
これは探索するしかないな。
これはトイレなのか….?と思い近付くと。
天井全面にツタ!こわい!
入口は固く閉ざされている。表札などがついていた痕跡はなさそうだ。
一体ここはなんなんだろう。
と思ったら元々動物がいた施設だった!マップで見る感じだとと類人猿がいたようだが?
とあるコースから見える建物。
なにやらおどろおどろしい雰囲気(最高の意)
城のようなモチーフだ。
この通路が気になってしょうがない。動物を通すための通路なのだろうか。
しかしこの長さ。途中で動物が止まったら人間の手ではどうしようもない。
なんの動物を通すのだろうか。気になってしょうがない。
コアラゾーン
最後にコアラを見よう。
と思ったが….
なんと15時で閉館….リアルに泣く大人。
実は結構コアラの重要度は70パーセントくらいだった様子。メインディッシュとして先送りしすぎたね…
大人が入るのにはちょっとキツイカンガルー。帰ろう~
子ライオンたちを見つめるやさしげな親ライオンの目。
それにしても行くたびに色々発見があって楽しい動物園だ。
動物だけではなく建物や施設も好き。
大人になって久しぶりに行ったが、広大な土地に疲れライオンバスだけではなく人生初の園内バスに乗るという自分の衰えも実感したのであった….トホホ
完