今熊山という山をご存知でしょうか。
東京都の五日市市に存在する今熊山。
505mと低山ながらさまざまな顔を見せてくれる面白い山でした。
今熊山・今熊神社には駐車場がある
これはマイカー登山者にとってはマジで重要。
林道の中に放置していく人もいるが邪魔になる可能性もあるのでできない。
やはり公式駐車場という存在はありがたい。
バイクなので端っこに駐車する。
どの車も出し入れができるところを計算して置く(当たり前のことだけどそれが出来ない人も何故か多い。謎だ。)
トイレがある
駐車場にはトイレもある。これもありがたい。
結構綺麗なのでここで用を出しておこう。
駐車場はこのスペース×2くらいはある。
しかし下山する頃には満車だったので早朝以外は停められないと考えたほうがよいだろう。
今熊神社
早朝すぎて人気がない。
立派な神社である。
実は元々山頂に本殿があったようだ。
しかし昭和17年にハイカーによる火の不始末により焼失。
昭和51年にこちらに移転したようだ。綺麗だったのは比較的最近建造されたからだった。
挨拶を済ませ登山口へ。
灯籠もあり雰囲気満点。
階段ゾーンです。
購入したばかりのmont-bell装備でご機嫌。
アウターから登山靴まで全身フルセットで購入しました。彼女が登山にハマってくれるのであれば安い買い物です。
現在は自粛で山にも行けないけれど、今でも登りたがっているので買ってよかったと思う。
比較的丁度よく気持ちのいい道が続いているのだ。
準備運動を兼ねてのんびり登りつつ….
奇岩スポットと今熊山の歴史
不思議な形をした岩を眺めるポイント
少し登りが急になりアドベンチャー感がある。
ゴツゴツした岩肌で登山靴を慣らす。
ここは天狗岩です。と書かれているけどよくわからなかった。(笑)ぜひ探してみて。
奇岩スポット。らしい。
【亡き父】….とうっすら読めるが….情報はなかった。今度行った時にしっかり読んでこようかな。
実は今熊山は霊山として信仰があるらしい。
探し人、呼び人が見つかると有名なんだって。
その信仰から【呼ばわり山】なんて言われてそうな。
展望台①
こちらが第一の展望台。
登って30分もしないうちについたような。
丁度作れ出すタイミングなので助かる。ハイキングにちょうどいいや。
展望よし。
今熊山からは場所によってスカイツリーも見えるようだが、この日は雲が厚く確認できず。
霊山らしくなってきました。
聖域感がすごい!
道は少しだけ開けた。ルートのバリエーションが多くて楽しい。
トレイルランのコースにもなってる今熊山。
ここら辺はたしかに走りやすそうだ。
展望台②トイレあり
そんなに歩かないうちにまた休憩スポット。
今度はトイレもあるので嬉しい。
ここはトイレが目の前なのでご飯とかはもう少し我慢しても良いかもしれない。
さっき休憩したばかりなのでスルーしていく。
立派なトイレだ。
トレランのコースにも選ばれているのもトイレがあるからっていう要因も大きそうだ。
山頂の今熊神社
先程焼失したと書いたが、完全に無くなったわけではないのだ。
その予兆はこのあたりから….
遺跡感がある。
リアルダンジョンっぽくて上がる。
こちらが今熊神社か!と思ったが….
よく見ると今熊開運神社とある。
ちょっと違った。
この辺り….本当に遺跡感が強くて今回の探検ではここが1番お気に入りの道となった。
今熊山山頂
ついに山頂へ到着!
お昼ご飯はここで決まり。
帰り際はおばちゃま達がご飯を食べていた。
山頂の奥に今熊神社がある。
歴史を学びつつ….
今でも参拝の方達がいるようです。
お社はコンクリート化されている。
全体的に白基調で面白い。
その脇を通り過ぎるようなルートになる。
城みたいでかっこいいぞ。
?!
これは一体….
なんとよく見るとお稲荷さま。
砕け散っている。
いったいここで何が….
雰囲気。周りをよくよくみて観察していると….
これは鳥居であると納得ができた。
おそらく鳥居の上に飾られていたお稲荷様達が鳥居崩壊と共に落下破損….
その後バラバラになってしまったのを安置されていると思われる。
周りを見ると壊れた残骸が。
地震の影響だろうか。この辺りは台風でかなりの被害を受けたのでその影響かもしれない。
下山方面。
行きと変わって殺風景となり少し急勾配。
どこも同じに見えるが基本的に一本道。
濡れた岩肌と落ち葉でかなり滑りやすくなっています。
慎重に一歩一歩を踏みしめていく。
ここマジで危険です。
エクストラステージ
地図にない道。
※危ない上に行き止まりなので行かないほうがよいです。
昔使われていた道なのだ。
明るさをいじらないとこんな感じ….
鬱蒼としている。
初めは良かったがすぐに倒木にあたる。
助け合いつつ歩いていく。
引っ張り上げたり….
道なき道を進んでいく。
た、たのしいいいいい。
どんどん鬱蒼としてくる。
(一応道はあるけど….)
彼女もこなれてきて倒木をヌルリとスルーしていく。
ヌルリ
….
で結局土砂崩れで行き止まりでした….
最終地点の写真がなくて申し訳ないのですが、蟻地獄のように砂が崩れていました。
とてもカメラを構えてる余裕がなかったです…
途中道も消えており中々スリリングでした。
こっちかなーと進んでいくといきなり崖になったりする所もあり危険でした。
滝の音が激しかったことから金剛の滝に繋がる廃ルートだと思われます。
今回はあえて謎な道を通ってみましたが、今熊山を道なりに下山していくと普通に金剛の滝に着くようです。
僕らの後から登った人が普通に今熊山から金剛の滝に辿り着いていました。
金剛の滝はコチラ
帰りはバイクがあるので元来た道を戻りました。
もう立ちたくないとぐずる人。
どっと疲れたね….
….生きてるって感じがして最高でした。
おわり