今回は山梨県の観光洞窟である富岳風穴(ふがくふうけつ)に遊びに行ってきた。
ここは年間を通して平均温度3度を維持しており昭和初期の頃は天然の冷蔵庫として活用されていたようだ。
富岳風穴駐車場
朝イチで現地に乗り込んだ。
移動制限解除後もあり高速道路は混んでいたが、ここの駐車場は空いていて人が全然いなかった。
トイレも備わっているのでありがたい….
売店はまだやっていなかった。
地図を見て予習しておこ。
久しぶりの探検にワクワクする!
樹海と言っても今回は散策道しか歩いていないので勿論安全だ。
公式サイトではこの時期風穴含めて9時から営業となっていたがどうやら10時からに変更されているようだ。
自販機でジュースを購入して出発!
駐車場から富岳風穴までもアドベンチャー!
自販機の横から伸びる樹海への道。
深い緑で目に優しい。久しぶりに自然に触れる気がする….本当に嬉しい。
この時期普段であれば外国人観光客でごった返しているっぽい。
現在人気はなく貸し切り状態。
勿論朝イチだからってのもあるけどね。
苔が綺麗。
ガス孔の跡
表面が固まった跡地中にガスが抜けてできた空洞….と書いてある。
これ自体が洞窟みたい。
実は今度記事にするけどこれの巨大版があってまさに人が潜れる洞窟型のガス孔跡も見つけたぞ。
ここは行き止まり。
この不自然な形は….これもそうなのだろうか。
長い年月が経ち既に上には森が形成されていて神秘的である。
デカい!のんびりみれて満足。
当時富士の噴火で数千度するマグマは湖にも流れそれに伴いとてつもない水蒸気やガスが発生したんだって。
当時の人々はこの世の終わりだ….と思う程の光景と語り継がれている….
富岳風穴の料金所
さらに歩いていくと料金所。
このゲートの先に富岳風穴があるのだ。
うおおおおおくすぐるゲートだなぁ。ジュラシックパークにこれから行くみたいな….今夜見よっと!
料金所のおじいちゃんに「10時からだよ〜ごめんね〜!」と言われブラブラ待ってたらそのうち3組ほど他のお客さんも来た。
おれはこういうパネル撮影やる派….
やっぱ観光地では浮かれなきゃね。損でしょ!
この付近一帯玄武岩質の溶岩ですよって言ってる。玄武岩は珍しいのかな?って調べたら火山岩で1番多いらしいです。
ちなみに溶岩は持ち帰りダメですって看板に書いてあった。
ひっくり返されたベンチ。
料金所脇に続く東海自然道は鳴沢氷穴に続いているのだ。
一応片道30分とあるが遊びながら歩くとほんとに時間かかってしまった。
国道からアプローチすると早いがこの時期太陽の照り返しがきつくめちゃくちゃ暑そう。
樹海の中は気温を感じさせないほどひんやりと涼しく快適だったので時間がかかっても森を歩くことをお勧めする。単純に楽しいしね。
こちら散策道は後の記事で紹介します。
料金小屋裏のボンベ。
10時!ってことで突入。
受付のおじいちゃん曰く少し前まではヘルメットを貸し出してたんだって。
でも現在はウイルスの対策も兼ねてヘルメットなどは置いてないし貸し出しもしてないから頭上に気をつけてねってお話してくれた。
料金所を抜けると先ほど来た人たちは既に居なくなっていた。
みんな結構素早く風穴に行ってしまう。
この辺は案内の看板が多くて面白かった。
富岳風穴へ突入!
料金所から2分程かな。
入り口には記念撮影用のベンチもある。
おそらく団体客用だろう。
外国人の訪れない今となっては寂しさすら感じる程静かだった。
貸し切り!
夏はこの階段に長い行列ができる。今年はどうかな….
整備されていて安心感がある一方で非常に冒険心をくすぐるアングルではないだろうか。
地底都市に続いてそうな….うおおお待ちきれない!
階段を降りてくると途端に冷たくなる….
まるで温度の壁。本当に急に。なのだ。
上着を用意してもいいが、この風穴自体そこまで長い距離でないので死にはしない。
ゾクっとする寒さ。
中は薄暗いが灯が用意されているので嬉しい。
1番低いところで120cmの天井は気をつけないと頭を打ってしまう。
でも不意打ちでは来ないので気をつけていればヘルメットはなくても全く問題なかった。
そして現れる氷柱。
もう溶けてなくなっていると思っていたので見られて嬉しい。
少し背は低いが….
神秘的….
後ろからプレッシャーを感じることもないのでのんびり観光ができた。
風穴内は程よい暗さ。一方通行になっている。
行きは氷柱を間近で見れる。
案内板。LED。
1組すれ違っただけ。
波打っている。
日本庭園のようだ。
シトシト水が滴ってくる。
さらに奥に進む。
天然冷蔵庫の全貌
ぼんやり終着点が明るく光っている。
まるで屋台でも開いているかのようで….幻想的。
ここは何のためにあるんだろう。
早速見学。
蚕の卵を保管して孵化の時期を調整するための冷蔵庫として活用されていたようだ。
明治以降絹の産生は日本経済を支えるほどになったんだって。
小学生の時に蚕飼ってたな〜。
木の枠組みがお洒落に見える。
中には当時物の本物蚕が今でもあるのだろうか。
だとしたら蚕のミイラ….
さながらここはピラミッド….
湿度が高そうだけどそれは大丈夫だったのかな?蚕が保管されていた一斗缶は錆びていた。
どうやらここが完全な終着点。
最後に見たのは光苔。
完全にモンハンの世界。どちらかというとモンスターの痕跡に近い緑?色の発光物体はまんまゲームの世界のそれだった。
痕跡を見ると採取したくなるが勿論触れずにその場を後にした。
正式名称である。
帰路も美しい。ライトアップどうなの勢もいるかもしれないけど私は好きです。
快適だったな〜。
また来たい!と思う。
さて、例の如く階段のこの辺りから途端に暑くなる….メガネは曇る。
下手したらカメラのレンズも曇る….
ムシムシと暑さが襲うがそれでもコンクリートだらけの公道よりは涼しい樹海。
洞窟内には現在1組のみ….
適度な長さで最高。
次の鳴沢氷穴にも期待が高まります。
樹海の途中にあった道路らしきものの残骸….
この先は樹海だが….
昔は通路があったのかもしれないね。
帰ろう。ちなみに行きの時点で鳴沢氷穴の共通券を購入しているので次のポイントではチケット売り場を経由しなくてよいのだ。
二個見る人はあらかじめ購入しておくとお得なのだ。
富岳風穴 大人:350円
鳴沢氷穴 大人:350円
共通券でまとめると600円。
ありがたい。
よし!次の鳴沢氷穴まで気合入れて樹海を歩くぞ!
続く。
~撮影機材~