【神奈川戦争遺構】観音崎公園の三軒家砲台跡を散歩してきた。

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横須賀の戦争遺構を探検してみよう。

観音崎公園には明治から大正期にかけて作られた砲台跡地が多数点在しています。

明治以降は海軍省から陸軍省に引き継がれて終戦まで管理されていたそうです。

とても広いので1日では周れませんでしたね。

今回は三軒家砲台跡地に焦点を当てて行きます。

※2019年7月来訪

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始まりは横須賀美術館の脇からスタート….

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この階段を登ることで観音崎公園に移動することができるのだ。

ちなみに他には誰も行く人はいなかった….
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鬱蒼としておりなんだか不気味。

全く乗り気じゃない彼女をなんとかその気にさせて一緒に探検してみた。
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階段が連続で続きはやくもグロッキーに….

もう歩きたくないよ….

幸い曇っていたので助かった。
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小休止ポイント。特に名前はなさそう。

三軒家園地へ向かおう。

休んでると日が暮れる!どんどんいきます!!
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鬱蒼としてきたなぁ。人があんまり歩いていないのかな?

後ろからカップルが歩いてきたけど途中でリタイアして引き返しているようだった。
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時期的に虫も多く女の子には大変なのかもしれない。

紫陽花が伐採されてちょっとグロテスク。

伐採される前は階段も侵食されていたと思われる。
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1人分だけ通れる隙間。

左右は湿った植物が幅を聞かせており彼女の機嫌はどんどん悪くなっていった。

…………

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三軒家園地

あと少しあと少し….ってな具合でなんとか小高いところに到着した。
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なんもねぇ….あまり下調べで写真は見ておらず当初ここに砲台跡地があると思っていたので、ここのところか〜なんて思っていた。
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ところがどうやらこれは三軒家園地と呼ばれる場所のようで砲台跡地はさらに奥にあるようだった。
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幸いマップも見つかり現在地を確認できる。

なるほどわからん….砲台跡地はどこだろう。

三軒家砲台跡

実は園地から伸びる道を少し進むだけなんだ。
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手前が園地側。

奥に進むとT字路になっている。どちらを進んでも砲台跡地が見られるぞ。

写真右ルートは結構奥まで続いていて弾薬庫などの跡地も見られるので、初めは左ルートから見学するといいかも。

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こんな感じ。左ルートはすぐ行き止まりとなる。(大きく一周することになる)f:id:cb125250zzr250:20200505173307j:image

これが噂の弾薬庫!!

写真真ん中レンガに囲われた部分の中でコンクリートに囲まれた部分がある。

これが当時の入り口だったのだろう。
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もちろん今は固く閉ざされており誰も入れない。
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地下施設となっているようだ。
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階段を降りてみてみたところだが….
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ロープが張られ下には降りてはいけないのだ。f:id:cb125250zzr250:20200505173236j:image

そしてこれが三軒家砲台跡だ!!今回の主役。

当時最大であったカノン砲が設置されていたため昭和初期まで使用されていたとか。f:id:cb125250zzr250:20200505173356j:image

説明板の27加砲というのは27cmカノン砲のこと。明治時代から終戦まで駆け抜けたと思うと本当にすごい。

関東大震災後にはさすがに修復したらしい。

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このような円形の各所に砲台があったんだろうね。すごい….

よくみると砲台を固定するボルトがあったりする。
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こんなに近づいてみれるなんて….感慨深いものがある。
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流石に砲台自体はないけどね。

見張り台への道は閉ざされている
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おそらく見張り台への道だと思われる。
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現在は残念ながら立ち入ることができない。
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切り通しのようになっており天然の要塞さながら。
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切り通しの先にも施設が点在している。

もちろん入り口はコンクリートで固められているが….
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ドンヨリと薄暗く不気味である。
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似たような構造だが少しずつ違う。

それもまた面白い。
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このベンチは座っていいものなのだろうか….
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隔離されているようなベンチ。
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これの答えは伝令のためのパイプなんだ。

潜水艦のパイプみたいに中にいる人に指令を素早く伝えることができるのだ。
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最後に到着。

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これはこわい。

彼女は虫や雰囲気が不気味ということで引き返してしまって三軒家園地で待機している。

1人ぼっち(彼女もですが….)でなんだかちょっと怖くなってきた….
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観音崎公園に点在する鉄の扉。

調べていくと開放して見学会を行っている日もあるみたい。

横須賀市のイベント開催状況から確認することができるぞ。

この中に特別な何かがある訳ではないんだけれどね。

何もない。しかし興味深い。

ただ多人数で見学するのは嫌だなぁ….って訳でそういうイベントには参加できていない。

管理されている物件はそういうイベントで中を見ないと一生見れない。悩みどころ。
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観音崎一帯は明治14年に要塞となった。

それに伴って当時一般の人の立入りは禁止になってしまったようだ。

今は公園としてきれいに管理されている。
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レンガ積みがフランス式かイギリス式か見て歩くのもよいでしょうって横須賀市が話していた。

レンガ積み方も様々あり、まとめられたサイトが面白かった。レンガマニアすげえ。

これは多分イギリス積み….だと思う。、

明治20年以降イギリス積みが主に使われるようになったらしい。
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上の方はいけないみたい。気になるね….
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まじで暗い。

LUMIX GF10で撮影してみた

彼女のミラーレス一眼を借りて撮影した。使いこなせていない写真たち…

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見晴台に繋がる切り通し。
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公園の一コマ。
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フィルターをつけたまま撮影していて色味が….
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コンクリートで埋められた遺構。
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鉄の扉。
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そろそろ引き返そうかな。
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この日は誰とも遭遇することがなかった。

雨も降って、夕方で….来る人はいないか。
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かなり暗くなってきて砲台跡地を後にして帰ることに。
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観音崎公園見所多すぎた。

まだ制覇できていないのでリベンジしたい。

ちなみに横須賀市には他にも根岸町の馬門山墓地(横須賀海軍墓地)などがある。

いつか行ってみたい場所だ。

このような場所はおれにとって日本も本当に戦争をしていたんだな….と実感が得られる場所でもある。

貴重な遺跡や遺構が今後も誰かにとって日本の歴史を学ぶきっかけになればいいなと思います。

今回のルート

 撮影機材

戦争遺構シリーズ



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