記事はおよそ三年前の状況です。
現在は台風の影響もあり、どうなっているか不明です。
私を含め数々の人を探検の道へと引き摺り込む謎の魅力に満ちた裏名所を紹介する。
その名も【金剛の滝】八王子の八十八景に選ばれているようだ。ちなみに残りの八十七は知らん。
人も全然いないし、あきる野市自体もあまり大々的にアピールしている気配のない面白スポットだ。(危ないからかな?)
今回の台風で刈寄林道、坂沢林道からのルートは断たれてしまったので振り返りも兼ねて数年前の写真を引っ張り出してきた。
広徳寺からのルート
広徳寺からのルートは公式によると滝の分岐まで20分、滝まで20分の計40分のコースだ。
広徳寺自体もかなり大きくて有名だったりする。公式に紹介されているだけあってここは駐車場もあるので安心だ。
山へ入るにはこの獣除けを跨いでいく。
これただのビニールかと思ったら電気流れる獣除けでびびった記憶がある。流石に日中は流れてないと思うけど2人で奇声上げながら飛び越えた。
とりあえず登り切る。なかなかの眺め。
無事に往復できる様にお祈りを捧げる。
この写真はおよそ3年前だが、この時私の友人ピンクマンはまだトレッキング、探検の楽しさにはピンときていない状態で連れてきた(洗脳前)ピンクマンとは高校からの付き合いだが共通の趣味はこの時はまだバイクやDJとかかな?
山とかみんなで登るっていいよね。上手く言葉にできないけど。
最近めっきり遊ばなくなってしまったが、大学の友人たちと登る山も好きだった。
帰り道は本当にしんどいけど、なんだかやり遂げた感じがして妙な一体感が生まれる。
道は妙に険しい。とりあえず坂がすごい。距離としては大したことないんだけど中々疲れた。
ハァハァと座り込む2人。日頃の運動不足により体は重く感じる….この時私は内心「やべえ、めっちゃつまんないって思ってるかも….なんだか申し訳ないことしたな….」って引き返そうか悩んだ。
少し楽になる。登ったら今度は平坦→下るといった感じ。
橋。比較的新しい感じがした。なかなか整備されてるな!
ゴキゲンな友人。この辺りからテンションが上がりはじめてホッとした記憶がある(笑)
段々と洗脳されてきているようだ。
ルートは水没
順調かと思いきや….
【金剛の滝はコチラ】みたいな看板に従って歩いていくとどう見ても川に行き着く。
こいつは参ったぜ….私自身も来たのがかなり久しぶりだったので、こんな道歩いたのか?!と自信がなくなっていた。昔はこんな大きい川なんてなかったよな….(後から分かったのですがここは増水しやすい所のようで、雨の後日に行くだけで地面が川のようになるみたいです。)
だがここまできたら行けるところまで行こう!と2人で靴を脱いで素足で探検することに。夏とはいえサミィ!!!
この時の経験から後にマリンシューズを購入した。
さて川を抜けてくると人工物が見えてくる。
金剛の滝だ!!!
デン。ちなみにこれは3年前よりさらに過去の写真だ。
三年前の時点で既に手前の橋も落ちていて只の川になっている。
さらに言うと10年くらい前に高校の友人iくんと行った時はもっと手前から木の遊歩道があった記憶がある。
そもそも川を歩いた記憶がないので少しずつ崩落して遊歩道はほぼ全滅してしまったのだろう。
【金剛の滝:雌滝】
こちらは金剛の滝の【雌滝】主役はこっちではないのだ。
滝の脇にはなんと洞窟がある。最高でしょ?映画やアニメとかによくある滝の裏に秘密基地。これをリアルに体現しているかのようだ。
しかもただの洞窟じゃあない。通り抜けできてその先のステージへと上がれるのだ!!逝くぜ。
トンネルは滑りやすいので注意が必要。もうこの中が滝状態。この日はすごい水流れてきてた。しぶきが上がってるね。
しかしこの日の2人は既に素足。余裕すぎた。
※2人は特別な訓練を受けています。必ず靴を履いて安全に登りましょう。足の傷から化膿などしてしまったら大変です。
先に登ってピンクマンを照らす。鎖がたまんねぇ。これは修行。そう山伏ごっこも気軽に体験!
ちなみに電気を消すとこんな感じ。当たり前だが暗い。
ハァハァ….やってやったぜ….巌窟王KANZAKI。
とその時….
ドドドドド
【金剛の滝:雄滝】
とてつもない音と風が吹き、容赦なく晒される。
こいつがラスボスだったのかァ….自然と口からァ….こぼれ落ちそうでしょ。
しばらく呆然とするピンクマン。
きっとこの日、この体験が彼を自然探検の強烈な楽しさに引き込んだのだろう。
この場所は職場の先輩も洗脳された場所だ。
職場の先輩は林道にも洗脳されてしまった。なんだか嬉しいね。
洞窟脇の隠し階段
金剛の滝はこれだけじゃ終わらないのよ。たまげたなァ。
私はiくんに連れられた時は、この階段で洗脳されたね。林道も滝や洞窟も凄かったけどトドメ刺された感じ
ひぃひぃ怖がりながら登る。滝も横目に見えるけど木々が鬱蒼としてかつてほど景観は良くなかった。
マジで崖。その先は登山道に普通に繋がるだけだったで引き返すことに。
この先の道はせんてんすくらぶさんが動画で上げてくれていたと思う。かなり細い登山道だったな。
素足の安心感半端じゃない。この時は靴の方が危なかった。滝の飛沫で濡れていて滑ってしまうからだ。
そろりそろりと降りていき無事洞窟へ。
帰ろう。また来るぜ!って滝に約束して早数年。台風でルートが立たれてしまってかなり残念。
帰りは少し別のルートも歩いてみる。
これはアイアンマンのトニースタークがジェリコを紹介するシーンの真似だと思う。
林道からのルート紹介はコチラ。なお現在は通行不能
おわり