秋の紅葉の高尾山はただでさえ人の多い高尾山に更に人が集まる
京王線に揺られ最終地点【高尾山口駅】で降り立つ。
あれ?今日原宿に遊びに来たんだっけ?
と思わず口から飛び出た。
まず駅のホームに降りる階段で渋滞。
改札出るまでに10分近くかかるという恐ろしさ。
これが山の恐ろしさか….俺たちは震える。
一瞬このまま電車に乗って折り返し新宿で遊ぶ?という邪な考えも出たが、山フル装備で新宿で遊ぶ勇気もなかったのでルートを考える。
高尾山には複数ルートがある。
今回は6号路に決めた!人がいないはずだ。
ちなみに混雑時期は時間帯規制が設けられ登りの一方通行になるので注意。(紅葉やゴールデンウィーク)
今回も下ってきてた人結構いたけどよく調べてから来て欲しい。
細いからこの道は危ないんだよ。譲り合ったら必ずお礼は言おう。
こちら東京都原宿の竹下通りです(大嘘)
見ての通り大混雑です。
高尾山に初めて登る人は人の流れに乗りつつ1号路をそのまま登りがちですが、もし人混みが嫌でしたら6号路を使用してみてはいかがでしょうか。
比較のために一旦個人的なルートの感想を挟んでおきます。
1号路まとめ
3.8km(上り約100分)
上りと違い下りは坂道によりかなり早く帰れる。
30分かからないくらい。
そのかわり坂がきついので膝が逝く。
- ほぼ舗装路のため靴汚れない
- ビアマウントがあるコース
- ケーブルカー駅周辺が賑やかで楽しい
- サル園やたこ杉の観光地がある
- お店が多い。
- 人も多く道も整備されており危険が少ない。
- とにかく人が多い。
- 自分のペースで歩けなくてイライラする。(ちょこちょこ歩き状態)
- 地味に勾配がキツく急登。
- 舗装路は膝に負担がでかい。(おれは土の方が足が楽で疲れない)
- 道路をひたすら歩いているようなキツさがある。
6号路まとめ
3.3km(約90分)
サクサク歩けば休憩込みで1時間と少しで登れる。
- 人がいない
- お楽しみ景色がコロコロ変わるので飽きない
- 廃墟好きは楽しめそう
- 勾配が実はほとんどない(最後の階段くらい)
- 道がガレてる
- 道が狭くすれ違いが困難
- 滑落などの危険性がある
- 山頂目前の階段が長く一番大変
高尾山6号路までの行き方
そんじゃ早速いくぞ。
まずは高尾山口を普通に出て人混みを避けつつ高尾山ケーブルカー駅の横をすり抜けて行こう。
なんとなく人混みについていくと知らんまに1号路を歩くルートに入っていくので【おれは他人とは違う道をいく】と言い聞かせて強い意志で歩いてください。
お土産屋の前を通り過ぎてケーブルカー駅の横をすり抜けて行こう。
ちなみにこの日ケーブルカーは40分待ちだった。
はい….もう人いない。優勝。ヤッタァ
ここで不安感に襲われてるだろうが大丈夫だ。
もう人の波に襲われる事はないだろう。
早速怪しい建物がお出迎え。
モヤモヤスポットが連なる6号路。
地蔵ルックな七福神が祀られている。
1人顔がマジギレしてるお地蔵さまがいるので探してみて欲しい。
高尾山6号路本格スタート
ここから舗装路が消える。
道はまだ広め。
岩屋大師(おススメ!!!)
さて進んでいくと面白スポット。
このアングルからの景色完全にRPGのやつでワクワクする。
ここは様々な伝説があるとされている。
嵐の中困っている母子を助けたとか….
橋も普通に渡れるんだね!!
行ってみよう!
中まで続いてるのか….?
お地蔵さまだ!!
なんと片方もお地蔵さまでした。
岩屋大師ぜひ探検してみてください。
面白スポット発見のガッツポーズ。
手すりが壊れているのも退廃的でよい….
まだ6号路未経験ならぜひ見るべき!
人がいない高尾山は最高だな!
琵琶滝への分岐
ここほんと紛らわしいので注意。
右のルートは琵琶滝への進み1号路へ出ることもできるルート。
6号路はポールを避けつつ登るのだが、あまり道っぽくない感じに騙されてしまうかも。
登っていくと琵琶滝周辺が眺められる。
滝行している方に今回は巡り合えた。
進んでいくと柵が。
ちなみに焦り気味で追い越していった人が引き返してきて
ここは何号路なんでしょうか….
と聞かれた。
どうやら琵琶滝に行きたかったようだ。
その人は再度引き返して戻って行った。
基本一本道だがルートの多さが地味にややこしい高尾山。
柵はなんのためなんだろ?
柵に溜まった石を見ると落石防止もあるが….
【修行中の人が人目に触れないようにするため】という説が濃厚だ。
この鉄板の屋根もワクワクするなぁ!!!
これは落石防止のためかな。
たのしい。バイオハザードのステージ感。
とにかく人いなくて最高。
もちろんチラホラはいるけど、自分のペースで歩けるのは嬉しい。
ここまで混んでたらほんとどうしようかと思った。
かっこいいパイプの接合部。
ここ高尾山ですか?って感じの鬱蒼としたルート。
それが6号路。
そろそろ休憩するか。
ベンチでおにぎりとパンを食べる。
なんか看板かがあるな?
座っていたベンチの後ろの石垣には虫がめっちゃいるよみたいな看板でびびる。
気を休ませてくれない恐ろしい山だぜ….
自分が今どの位置か番号で教えてくれる親切設計。こういう気遣いが嬉しい。
前の沢
夏の時期は子供は川で遊べそう。
ここは沢にも降りられるお休みポイント。
人が一番多かったポイント。
粘板岩。
高尾山もやはり昔は海の中だったようだ。
碁石の石ってすごい。磨くとツルツルになるのかな。
ちなみにこの岩。(ふつうの岩っぽい)
大山橋
独特なスタイルの橋。
ギザギザが最高にcool。
ここまでくれば残り1/3だぞ!
一休みポイントあり。
上の写真は個人的に怖いスポット。
基本的に6号路は譲り合いの精神が大事。
6号路ではすれ違った多くの人に何度もお礼を言われたし、こちら多くの人にお礼を言った。
それくらい挨拶と譲り合いが活発だ。
(たまには人がいる山もいいですねェ)
なんて思った。
しかし中には突っ込んでくる人もいる。
突き落とす気かってくらい避けねぇ….
危ないので端で止まってるこっちに礼も言わずに突進して過ぎていくところを見ると
(これだから人が多い山は嫌いなんだよブチギレ)
とも思う。
高尾山にもこんな道があるんだよって伝わって欲しい。
落石で歪んだフェンス。
なかなかハードな雰囲気が味わえる。
飛び石スポット
飛び石スポットと呼ばれている。
沢のようなところを併走する。
ぬかるみが激しいので注意。
本当は写真真ん中に大きめの石が連なっていて【まさに飛び石】となり石の上を歩けば濡れないと言った名所だったのだが台風で崩壊したのか石の数が少なかった….
気づけばもう終盤。あと少し!!!
ラストは長い階段
もうここは気合で抜けるしかない。
あと少しあと少し。
優勝。
5号路との交点があり、ここから舗装路。
抜けた先にトイレがあり一休みも可能。
ちなみにトイレからは人だらけで激混み。
ここが高尾山だったことを再度思い出してしまう。
本当に6号路人がいない!楽しかった〜!
しかし山頂付近、1号路ユーザーのお洒落なコートやお洒落なブーツを履いたキラキラ男女の服装に比べ、こちら(主におれ)のガチ装備とドロドロになった靴を見比べたとき、彼女はどこか悲しい顔をしていた。
【これが山ってやつだ】
人が誰もいないスポットで写真撮影。
山頂を示すオブジェには記念撮影のための列が2方向から伸びており有名観光地であることを感じさせる。
とにかく座って一休みもできないくらいの人、人、人。
Q:今回の登山で一番疲れたところはなんですか?
A:山頂ですかね。人を避けるのが大変でした。
帰宅は1号路
天狗十穀力団子
帰りはリフトかケーブルに乗りたいという要望を聞き駅のほうに向かう。
疲れたのでダンゴを補給。
【ここのお団子が1番おいしいって言う人もいる】
優しい主張に笑う。
350円。
十種の具が特徴。
天狗にかけて十具(テング)
天才……..イラストが可愛い。
この方式は宮ヶ瀬の団子屋さんでもみたやつ!!
どうしても天狗にピントが合ってしまう。
天狗の仕業じゃァ…
この後はケーブルカー駅についたが案の定激混み。
待ち時間1時間に歩いて帰ることを提案。
体動かさずに1時間待機は体が冷えて風邪ひいちまう….
スピード下山で25分程度で1号路を降りてきた。
酒まんじゅう千代の家
降りてきて再度ダンゴ補給。そば団子。ほんとにソヴァ。美味しい。
石油ストーブに暖まりながら【楽しかったね】と話し今回の高尾山の旅は終わり。
毎度【人が〜】って文句言いつつも行けば結局全力で楽しめる高尾山。
おれはなんだかんだ言って高尾山好きなんだなって思います。
おわり