ミッドタウンガーデン
ここは東京都港区赤坂9丁目。六本木の真ん中だ。
ミッドタウンガーデンと呼ばれる場所。
東京檜町公園だ。
およそ10ヘクタールという広大な土地に都心とは正反対に自然が散りばめられた都市型公園となっている。
アクセス
- 都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直ぐ。
- 東京メトロ日比谷線「六本木駅」から地下通路にて直結
- 東京メトロ千代田線「乃木坂」3番出口から徒歩3分
高原の湧水ゾーン
この日は何やらロウソクを和紙で囲った灯篭が置かれている。
無地の灯篭は何処までも続く。
イベント中は無地和紙ロードとなる。
シンプルな空間を演出することで風の音や季節の空気感と共に和紙の美しさを感じれるとのことでした。
今は夕方17時。森の湧き水ゾーンというネーミングはこの噴水から来ている。
楠木やサクラといった木も多く植えられている。その数およそ140本。
芝生エリアゾーン
芝生のエリアに到達した。
このゾーンにはアーティスティックなオブジェが立ち並ぶ。
和紙キャンドルガーデンTOHOKU2019
2019年3月9日〜2019年3月11日まで行われているこちらのイベントに参加した。
2019年は岩手、宮城、福島の合計42市町村の方々が和紙に描いた2,500名のメッセージをキャンドルとして灯している。
震災から8年が経過しているが、一般立ち入り許可されていない2市町村は無地の和紙で表現とのことでした。
バックに東京タワーを控え、芝生の上にキャンドルが並べられている。
このイベントの主催は多摩大学の学生の方々。
去年は「伝えつなぐ」をテーマに活動。
今年は「伝える」をテーマにしている。
実際に足を運んで、これらのメッセージを書いていただいたというから驚きだ。
また東北の学生方、東京の学生方が共に協力して伝えていこうという意思を感じた。
一枚一枚思いが込められている。
そしてこれらの和紙は多摩大学の学生の皆さんが一枚一枚心を込めて漉い(すいた)という。
手作りなのだ。
2500名。それぞれ思いは違う。書いている内容も多種多様。
強風吹き荒れる天候でしたが、学生の方々がこまめに火をつけて回ってくれていたので、火が灯った美しい様子をしっかり見て回ることができた。
書かれているメッセージも。
世界一の今日にしよう。
非常に前向きな良い言葉です。
このイベントは2011年から続いている。今年で8回目となる。
芝生広場デザイン
毎年のテーマ実はそれぞれのキャンドルは無造作に並べられているわけではない。
上から眺めるとデザインがしっかりある。
そして配置デザインは毎年異なる。
- 2011「力」
- 2012「絆」
- 2013「繋がる」
- 2014「伝える」
- 2015「伝え続ける」
- 2016「伝え続け、アクションにつなげる」
- 2017「伝えつなぐ」
今年のテーマとデザイン
今年のテーマは「伝える」
多摩大学 村山貞幸ゼミ 日本大好きプロジェクトメンバーと東北生活文化大学版画ゼミナールの学生さんたちと「東北から振りたった気球」というテーマで並べられており、上から見るとそのデザインが確認できる。
東日本大震災から8年。
東北を知らない世代にも伝えていかなければならない。