神庭鍾乳洞
前置き
当ブログでここまで探検らしい探検は初投稿かもしれない。埼玉県でガチアドベンチャー体験ができる神庭鍾乳洞を紹介しよう。気軽にと言ったら変だが、比較的軽装で本格ケービング体験ができる。
関東では日原鍾乳洞などが有名だが、私はあくまで観光地化が進んでいない、手すりや入場ゲートのない自然を体験したかったのだ….
秩父にあるんだよ、そんなワガママスポットが!!!!
※注意
なお一人での来訪はオススメしません。またお一人で向かう場合は必ずご家族ご友人にいく先をお伝えしましょう!!!
当ブログではお怪我などがあったとしても責任などは負えません….向かわれる方は自己責任でお願い致します。
この記事でわかる事
- 神庭半洞窟・鍾乳洞も入って探検ができる。
- 無料で本格アドベンチャー。
- 全く混んでない。超穴場スポット。
- ヘッドライトは必須。必須中の必須。
- カマドウマや虫が苦手な人は向いてない。
- 無料駐車場がある。トイレ完備!(強い)
アクセス
公共機関の場合バス停は大輪という名称。今回使用しなかったので割愛。
自家用車の場合はGoogleマップにて【奥秩父神庭オートキャンプ場】と打ち目的地に設定すれば駐車場までたどり着ける。ここまでくればもう1本道なので迷わない。
見ての通りかなり広く、停め放題。そして無料(神)
大輪へ至る
苔むした看板がこれからの険しい道のりを匂わせる。
神庭鍾乳洞持ち物リスト
- 懐中電灯
- ヘッドライト(ヘッデン)
- グリップ付き手袋
- ヘルメット
- リュック(飲み物、軽食入)
ヘッドライトは必須。ないと入れませんね。前が見えないから….
リュックは後述しますが小さい方がいいと思います。外に置いてもいけますが、万が一盗難などされたら目も当てられません。
ヘルメットがあれば狭い洞窟内不意に頭をぶつけても安心ですね。
あとここ周辺コンビニなんてないし、飲食物が全く手に入らないので、事前に購入し持参しましょう!!!
汎用性が高いものが比較的安価で手に入ります。
この日は快晴で申し分ない。ここをハスラーで爆走したりした。(行き止まりだったのでその後駐車場に再度戻ったが….)
広大な景色に囲まれた秩父。
旅のお供はハスラー。
かなりリフトアップしているので悪路もなんのその。ちょっとしたギャップなら即クリア。
が、行き止まり&道狭いためここまでか….
早速怪しい看板だ。完全に警告。デンジャー。
ひたすら高度を上げていく。
今日の旅のお供はピンクマン。流石にこう言う場所にソロは危険だ。運動神経抜群の彼なら助けてくれそう。そんな期待を待っている。
任せろ
日差しが眩しいぜ….
見えてきた!!!神庭鍾乳洞の看板だ!!!
実は不法侵入とかではなく、観光地。しかし危なすぎるので、あまり告知宣伝もされていないのかマイナースポットなのだ。
ピンクマンはふざけてギリギリに立っているのではなく一人幅程度しかないのでギリギリになってしまっているのだ。
半洞窟と鍾乳洞の案内板を発見。対して歩いていないがすごい探検した気持ちになっている。
まだまだ登るぞ。ハアハア
穏やかな気候。登山日和。そろそろ登っていく。
神庭半洞窟(外観)
ついに神庭半洞窟を見つけた!!見ての通り階段もあり、観光地の名残がある。
なんと階段を抜けた先にカップルが二人並んで手を繋ぎ寝ており、かなり気まずかった。
しかも位置的に頭の真横を通らねばならない….寝てるのか、起きてるのか全くわからない….
◯んでるのかと思ったくらいだ。
私たちは意を決して真横を通った….
うぉっ….びっくりした!!
って言われた。まあ見てないとは思うが….あの時正直こちらの方がびっくりした!!!!!!
さてカップルの視線も感じるので、神庭半洞窟は後回しにしよう….なんか気まずいし….
気を取り直して再度登る。
なんだか緩やかに下ってる気もするが….
神庭鍾乳洞内部調査
こいつがメインの秘境スポットだ。
見てくれる、この人工物の壁と洞窟のコラボレーションを。最高すぎるだろ….?廃墟か….またまた捨てられた軍の秘密基地なのか….実はこれは縄文人の住宅だったのだ。
こちらの入り口にはなんとお婆ちゃんがソロで座っており、かなりびっくりした。
入られたんですか?
お婆ちゃん「私は入りませんよ〜息子夫婦が入っております。でももう15分以上出てこないの….」
なんと….不穏な香りがする….
僕らも少し見てきますよ….!
と言って入り口から少し入ってみると、想像以上に暗黒。正直全く見えない!!!
しかも奥まで続く道は狭く、なんと持ってきたザックでは通れなかったのだ。ここは入り口に置いていくしかないか….
なんてヘッドライトを出していたら、向こうから光が差し込んだ。そしておりてくるではないか!すかさず出口まで退避。
男女「あ、お先でした!お気をつけて行ってらっしゃいませ!」
お婆ちゃんの息子夫婦達でした。
無事戻ってきてよかった!しかし15分以上居たってことは、これは中々の広さなのではないだろうか?!
正直ネットにあんまり情報なくて、内部まで詳細に移しているブログも少なく、どれほどの規模が全く分からない….
ヒィヒィ(歓喜)言いながら登っていく。クソ狭い。
クレイジージャーニーの番組でもお馴染み吉田勝次さんの疑似体験ができる!!!吉田勝次さんの入る洞窟はこんなもんじゃないが….ね….
素手なのは決して舐めているからではない。手袋は持ってきたが、ここに関してはかなり滑って危なかったのだ….堆積した土埃が舞う。
二人とも素手でボルダリングの様に登っていく作戦に切り替えた。
そして抜けた先には大空間。
ネットにあまり写真が落ちてない理由がわかった。正直伝えるのが、かなり難しい。
入り口から入り、トンネルをくぐり中空間、大空間と続くイメージだろうか….
暗黒のため慎重に歩く。しっかりとした作りで崩れないとは思うが自然なので、何が起こるかわからない!
人との対比。抜け先は180センチの大人が余裕で立てるほど天井高く、大空間だ。
しかし足場は悪い。広くて平らな場所ってのがあまりないな!!一息つきたいところだけど….
ヨイショヨイショと抜けていく。中々ほねがおれる。だがそれがいい。最高のひと時。
まさに探検してるぜ….!って気分。なにより他に人もいないし、手すりとか階段が内部にあるわけでもない。
今この瞬間は自分の力に委ねられているのだ。アウトドアの魅力って結局こういうところなのかもしれないね。便利な現代だからこそ。
まあ文明の利器ヘッドライトをフルに使っている訳だが。流石に松明は….
逝くとは言っても多分そこまでの高さではない。しかし擦り傷や切り傷。最悪骨が折れるくらいはありそうな深さだった。
写真はいずれもかなり明るさを増している。編集していなければ何が写っているか全くわからないほどだ。
疲労困憊の私。画像からにじみ出てる。体力が無さすぎる….
これは誰かのゴミ。しかしこの土埃を見る限り平成の遺物では無さそう。※来訪時は平成。令和になってから記事を書いています。
この感じは昭和?古い感じがする。なお他には一斗缶などもあった。この中で一夜を過ごしました猛者がいるようだ。一酸化炭素中毒になるぞ….
空気の通り道は二箇所ほどある。光が漏れていたので確認できた。よくある指をペロッてなめるやつもやってみたかったが、そんなことするまでもなく暗黒の洞窟内に眩く光が差し込んでいた。
無意識に光に吸い寄せられる私。う、う、おおおおおお….あれなんか今足元走った?黒い何かがすごい速さで走った気がする。
狭い!!!圧倒的に狭さ。そしてここでやつが猛威を振るうのだ。
洞窟には悪魔が住んでいる。大量にだ。
そう….暗くてジメジメしたとこに大量に発生していたカマドウマだ。
最悪。もうほんと鳥肌立った。全部モザイクだよ。こんなの写せない。
素の写真だと全く気づかなかった。
職場の人にこの場所を紹介後その方も来訪したのだが、感想がカマドウマやばすぎてやばい!!?だった。
あれ、洞窟の感想が第一声じゃないんだ!!?
ずっとカマドウマって言ってたな….
そんなにいたかなあ位のテンションだったんですよ。私は。
しかしいざブログ書くために写真を編集していたら、もうね。至る所にいた。暗くて見えてなかっただけね。
今回の写真洞窟内は明るさを全て最大に上げて編集したんだけど、ビッッッチリ写ってた。
さよなら光よ….カマドウマいるからそっちまでいけないわ….あと広さ的にも無理だ….
そこそこ広がりがある空間だった。
これはもう上を写していたのかどこを写していたのか….忘れてしまった….
しかし順番的には真上を写したのかも。広がっていてもしかしたら行けるのかもしれない。
危ないので登りませんが….
引き返していく。ずりずりずり。
さてここまでで、もうおしまいだ。これより広がりはなさそう。軽装の我々は退却だ。
帰り道は行きより怖いぞ!!!油断してはいけない!!
まさに滑り落ちたら大変。
すごく高く見える….ガクブル。行きはズリズリよじ登ってきたが帰りは足がすくむぞ。
気をつけて帰ろう。
入り口より光が見えてきた時の安堵感よ。
本当にたまらないぜ….
途中楔も打ち込まれている。
探検写真を残そう!!※自己責任で。
入り口まで来たら記念撮影だ!!
裏方はすこし天然の階段っぽくなっていて、登れるようになっている。しかしかなりの高さのため全くオススメしない。普通に危ないからね。
制覇!!
下から仰ぐことでかなり高所に登ったように見えるでしょ。インスタ映え()を狙え!!!
神庭半洞窟
もはやデザートみたいなノリで半洞窟に向かう。私たちが記念撮影しているころに先ほどのカップルが神庭鍾乳洞に訪れたのでちょうどよく入れ替わった。
お互い気持ちのいいタイミングだったよ。NICE。
よし、記念撮影だ!!なんてすこし入ってみると….?
嘘だろ!!こっちも入れるんかい!!!!!
結構奥まであるじゃないか!!まだまだ探検は終わっていなかった。
ピンクマンが先行だ!行けっ、俺のポケモン!
唐突なう◯こ座り。全く言うことを聞かない….おれの所持バッジ程度じゃ伝説のポケモンを操れない….
それにしても虫が多い。ムカデ、ゲジゲジ、ヒル、カマドウマ。なんでもござれ。あまり壁をみてはいけない。ミエナイミエナイ。
行き止まりか….?
どうやらここまでか。ここも縄文人のおうちだったようだな。
最後に記念写真を私も残そう。藤岡弘は幼少期大好きだったぞ。
今回我々はチュパカブラの姿を視認することはなかった。しかし必ずこの秘境に居るはずだ。(おどろおどろしいナレーション)
サヨウナラ。縄文の息吹を確かに感じた。
なんか右端に見えるな?!案内看板あった!
もうここが観光地として認知されていないことを感じる。
看板は倒れ、文字は霞んでいる。
しかし個人的に埼玉の上位観光スポットに今回でランクインした。
埼玉の人見てたら教えてほしいんですけど、ここご存知でしたか?!
意外と有名スポットだったら、ここまで熱く書いといてなんだけどすごい恥ずかしい!!!!
最後に記念写真をしておしまい。無事に帰ってこれてよかった!
次はどこに行こう。来訪する際は本当にお気をつけて。装備もしっかりとね。
この後はニッチツ鉱山跡に向かう。
※やっと昔の記事をかけた….溜まりすぎて当時の感動を文字に起こすの大変だった(鼻ホジ)
おわり