大分前から気になっていた七生丘陵散策路東コースについて記録に残そうと思う。
地図を見てみよう。
地図の【ひのった】くんが話しているように地図のみだと中々わかりにくい複雑なルート。
正直地元民でも知らない人が多いと思う笑
かなり長いコースなので小分けにします。(超不定期更新になると思うけど)
大規模な開発や宅地化で緑地は失われつつあるけど日野市から地図も出ていてコースとしては【現存】という形になります。
今回は始まりである百草園駅からのスタート。
百草園には南口と北口がありますが、南口から降ります。ウエルシア薬局日野落川店を目指して歩いていきます。
そしてウエルシア日野落川店の脇道(裏)を通り抜けていくルートです。
表の通りは甲州街道に面してお店も多数あるためか非常にニギニギしてます。
一歩入ったら一気に人がいなくなる感じ…好きです。
正面にある大宮神社も趣があって素敵ですが今回は長い階段があったのでスルーした。今度行ってみたい。
なんて思っていたら発見してしまいました。怪しいスポットを。
これ普段から貼ってるあるのか?!と小躍りしました(※後から行ったら剥がされていたので普段は貼ってないみたい)
こちらをご覧下さい。
ウエルシア日野落川店裏のフェンスに貼られたおどろおどろしい紙。
これマジでなんなんでしょうか。
いや怖すぎだろ…夜の通りでこれ見たら多分失禁する。
最高です(歓喜)
雨で滲んだ赤色が怖すぎるよ。
これは日野の民オリジナルの祭り(祀り)事なのか…
怪しすぎる紙はウエルシアのフェンスの奥の奥まで貼られており、謎は深まる一方であった。
ジャイアンが着ている服のギザギザ模様をジャパニーズホラー•テイストに仕上げたのがコチラ。
お祭りでもやっていたのだろうか。
下手なお化け屋敷より雰囲気あるイラストである。
おい、、手に持っているのはなんだ。
弓矢…だろ、、それ
謝る姿勢じゃねえ。頭を下げつつさりげなく照準定めてるなろコレ。
私が悪けりゃ謝ろう。現代語的に言うと不貞腐れてる感ありありで草。
私が悪ければ(仮定)謝ろう。て
しかしそうでないならばお前の頭を射抜く。
そう言われている気がしてならない。
しかし、やっと読める翻訳がついた一枚にたどり着いたので家に帰ってから調べてみたところ….
これらのイラストは地口行灯(じくちあんどん)と呼ばれるものみたいです。
江戸時代から祭礼の際に行灯として飾られる一種のイベントのようでした。
一般人テイストのイラストもある。
無害感に安心する。
なので地域オリジナルというわけではない。(ちょっと残念)
日野にこんなお祭り事が?!とワクワクしてしまった。
体からオーラでちゃってる。
多分ハンターハンターの水見式の最中。
おしどりのひやみずの下に年寄りの冷や水とある。
薄々お気づきかもしれないが駄洒落である。昔の人は写真のような戯画に言葉を添えて、言葉遊びを楽しんだようです。
地口(じくち)
諺(ことわざ)や俗語などに同音または発音の似た語を当て,意味の違った文句を作るしゃれ。
百科事典マイペディア 「地口」の意味・わかりやすい解説より引用
知らない言葉を学べた….
ちなみに解説がついているものは親切な部類で、現代の遊び方?としてはイラストや読みにくい文字から何のことわざをもじったものか推察して楽しむっぽいです。
ちなみに期間を空けて再来した時には紙は貼られておらず残念でした。
写真に残しておいてよかった….
古めかしい看板。
この看板が作られた当時よりも開発はかなり進み当時の自然は残されていない。
開発が進んだとはいえ住宅地の中を縫うように点在している緑地を通る事ができる貴重な散策コースだ。
まっすぐ進むと道標が見えてきた。
こちらの道標もコース上にあったりなかったりで道筋通りに辿るのは中々難易度の高いと言える。
ワクワクする道。
ひたすらに階段。
人通りは全くない。
….この左右には民家が全くないからだ。
基本的にはこの近辺に住んでいない限りは大通りを利用している筈だ。
結構な坂道。
もう疲れてきたぞというところで一旦終着点へ。
分岐を右へ。
まっすぐ行くと聖蹟桜ヶ丘方面に向かってしまう。
右を見ると、これまた東京とは思えない景色。
最高である。
もはや登山口。
道ははっきりしているので迷うことはなさそうだ。
枯れ木が落ちてくるようで頭上注意の看板。
左右の展望は皆無。
直進でわかりやすいがピンクテープまで用意されている。
これは近所のキッズ大興奮の道ではないだろうか。一直線のため分岐などはないが….
ひたすらに直進。
とかいってたら分岐が。
分岐先を散策したがお墓だったので無闇にココは立ち寄らない方が良いだろう。
細い道だが歩ける。けど行き止まり。
やっと抜けそうだ!いやー楽しいな。
百草園駅まで続く坂道へと繋がった。
この坂道かなりの急登で有名。
ロードバイクの人たちがこの坂を求めて百草に来るほどだとか….
正面に百草園発見。
この階段から降りてきました。
この階段から百草園駅まで通り抜けできるとは思うまい….
ほとんどの人が舗装路から百草園を目指すと思う。
この忘れられし旧道感を日野市で気軽に体験できるのは大きい。
廃道マニアはぜひ一度通ってみてほしい。
百草園の前を通り百草八幡神社を目指して歩いていくとルート通りの道のりとなります。
今回はココまで。
実は七生丘陵散策コースでは百草八幡宮をスルーして奥にある分岐を右折のようです。
今回はせっかくなので百草八幡宮を見学していくことに。(さっそくコースアウトしている….)
※百草八幡宮を経由しても元のコースと合流できます。
2本の電柱が印象的なら入り口。
中々広く緑地と一体化しているのが面白いです。
こちらの中には国指定重要文化財である【銅造阿弥陀如来坐像】が安置されているようです。
年に一度九月の祭礼に合わせて公開もされているようです。
以前の来訪時より随分と綺麗になったように見えました。そして上記の案内看板も建っていた。
令和4年に日野市教育委員会が設置したようです。
このような貴重な場所が適度にメンテナンスされて案内されていると嬉しくなります。歴史が知れてよかったです。
神社の脇からいい感じの散策路を発見。
ココから元の散策コースに戻れます。
絶対この道をコースにした方が楽しいと思うんだけれどなぁ。
あっという間に山の中。
朝日山緑地の一部です。
今回は七生丘陵散策コースに戻りたいので分岐は左へ。
景色が開けました。
開発の手が及んでおらずまだ大自然が残っています。このままでいて欲しい….
この近辺、昔竹林だったのですがマンションが建っていました。
また畑が広がっていた部分も民家がたち並び開発を肌で感じました。
直進していくとコンクリートの道が見えてきました。
コンクリートの歩道。
こちらが正規の散策コースです。
この山はどの山よりも早く朝日が輝いたことから昔から【朝日さん】【朝日さま】と言われてきたそうです。
全国の遺児(小中学生)達をサポート(施設に宿泊したり野外体験したり)するため建設された建物。
落ち着く道です。緑が豊か。
次の目的地は百草台自然公園と判明。
連続して公園が点在。
ここら辺は完全に道路で特筆事項はない。
三角点公園はまじで三角点が由来のようだ。
続く